ぼくは、病気を選んで、生まれてきた
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9つの難病克服した10歳の男の子がつぶやいた
「奇跡の言葉」
「病気で生まれてきたから、ぼくはいろいろな体験ができる。
ママもいろいろな体験ができる。だからママは喜んでいいよ」
大人びた口調で話す、りお君こと印鑰理生君(いんやくりおくん・10)を
大人びた口調で話す、りお君こと印鑰理生君(いんやくりおくん・10)を
母の紀子さん(40)はやさしく見守っている。
9つの難病を患い過酷な治療を受けながら生きてきた。
紀子さんはこう振りかえる。
「私は『ちゃんと産んであげられなかった』と自分を責め続けていました。
「私は『ちゃんと産んであげられなかった』と自分を責め続けていました。
でもりおは、どれほどつらい治療や痛みにも、ひとしきり泣くとそのあとは『ハッピー』と笑みを浮かべるんです。そんなりおと生きるうち、『ごめんね』と思い続けるのは息子に対して失礼なことだと気付いたんです」
そして紀子さんは、りお君の不思議な”りお語”に気づくことになる。
「4歳のころ、英語のビデオを見るのが好きだったりおに『英語好きだね?』と聞くと、
そして紀子さんは、りお君の不思議な”りお語”に気づくことになる。
「4歳のころ、英語のビデオを見るのが好きだったりおに『英語好きだね?』と聞くと、
『ぼくはここに来る前、お空の上にいたよ。アメリカもここも同じお空でしょ』と、
いきなり生まれる前のことを話しはじめたので驚きました。
それ以来、神さまのこと、病気のこと、心について不思議なことを片言で話しはじめたのです。最初は、闘病日記に服薬・発作状況など記録の延長で、りおの言葉を書き留めました」
そして今年5月、9歳までの、りお君の言葉を綴った
そして今年5月、9歳までの、りお君の言葉を綴った
『自分をえらんで生まれてきたよ』(サンマーク出版刊)が出版され
話題を呼んでいる。本のタイトルも、
りお君自らが決めた。原稿を見直して修正も行ったという。
ぼくは、病気を選んで、生まれてきた。
希望をもって、生まれてきた。
心を感じることで、勇気がでる。
それがつまり、希望のことなんだ
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